(画像は公式サイトより引用)

環境負荷低減など検証進める

花王は、7月6日からホームセンターチェーンのカインズと、製品の梱包材として繰り返し使用可能な折りたたみコンテナのテスト導入を開始した。環境負荷低減と作業効率向上に向けた効果検証を行う。
販売店に製品を納入する際に製品を梱包する段ボールケースの代わりに、繰り返し使用可能な折りたたみコンテナを梱包材として東京都内のカインズ1店舗で導入する。
従来からリサイクル可能な段ボールを利用してきたが、店舗での開封・廃棄作業の負担などが課題としてあったという。
そこで今回、両社で製品輸送における品質担保、製造工場での取り扱い性、物流拠点での作業効率の確認、店舗課題の解決、販売への寄与、循環型折りたたみコンテナのしくみについて効果検証を実施し、折りたたみコンテナを活用することの利点と課題を抽出していく。
今後は検証結果をもとに、導入店舗の拡大を図るとともに、将来的には業界全体での循環型折りたたみコンテナの標準化を目指す考えを示している。

包装タイムス2022年7月25日引用